大豆と〇〇シリーズ 第2回「大豆と筋肉」

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2023.4.7

第2回目の大豆と〇〇シリーズは、「筋肉」について

大豆は、畑のお肉としてたんぱく質が豊富に含まれる食品です。

筋肉は体重の40%を占め、エネルギー代謝にも関わるので、筋肉を維持することは大事であるため、日頃から体を動かす活動は行っていきたいものです。その筋肉を作るために必要な栄養素は、構成要素でもあるたんぱく質です。大豆に含まれるたんぱく質は、アミノ酸スコアも動物性の食品と変わらないため、しっかり補充することで体作りに貢献します。

筋肉に作用する、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の違い

筋肉が大きくなるメカニズムと筋肉が細くなるメカニズムは違います
肉や卵などの動物性たんぱく質は、筋肉を大きく太くするのに貢献しますが、​植物性食品の代表的な大豆たんぱく質の特徴といえば、​筋肉が細くなってしまうのを抑える作用があることです。筋肉を大きくしたい場合は、筋肉に負荷を与え、刺激を与えることが必須ですが、同時に筋肉を壊す働きも行われています。効率的に筋肉を大きくしていきたい場合は、筋肉が作られる量が壊される量よりも多くする必要があります。そこで活躍するのが、大豆たんぱく質ということです。筋肉が壊される働きを弱めてくれることで、運動の効果を高めることができます。

筋肉を動かさないと筋肉はどんどん細くなる
筋肉ムキムキになるのを目指していない!という方、運動しないから関係ないとお思いでしょうが、筋肉は使わなければ壊されていきます。筋肉が壊されて細くなると、代謝も落ちてしまったり、生活するのに負荷が大きくなる可能性があります。このようなことを極力防ぐためにも筋肉を壊す働きを軽減してくれる大豆たんぱく質をお勧めします。大豆食品を積極的にとる習慣をつけることで、筋肉量の低下、筋力の低下を抑えていただきたいものです。

※参考文献
Abe Tら,Int J Endocrinol. 2013; 2013:907565.
Hashimoto Rら, J Med Invest. 2015;62(3-4):177-83.
二川 健, 大豆たん白質研究 Vol. 16(2013)

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