なぜ、ご飯とみそは相性がいいの?

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2021.12.17

和食の定番と言えば、ご飯とみそ汁。定食にすると必ずみそ汁がついてきます。
平安時代、みそは、高貴な食品だったそうですが、みそ汁として飲み始められたのが、鎌倉時代、一般の食卓に登場するようになったのは、室町時代と言われています。昔は、栄養が良いから、などという理由で食卓並ぶようになったわけではないと思いますが、これらの相性は抜群なのです。

ご飯とみその相性が良い訳

昔から主食として食べられていたお米にもたんぱく質は含まれます。しかし、たんぱく質源としての役割は不十分なのです。そこで大豆は、お米に不足しがちなアミノ酸を補足してくれる作用を持っています。
ですので、ご飯と大豆製品を一緒に摂ることでバランスの良いアミノ酸が摂れるということです。さらに、ご飯単体よりも大豆製品を一緒に摂ることで、食後の血糖値の上昇を穏やかにすることもできることがわかっています※1。食後の血糖値上昇の度合いを示す指標であるGI値をコントロールすることで血糖値※2を下げるインスリン※3の働きもサポートしてくれるというわけです。

では、大豆製品の中でもどれを取り入れるか?? 今の時期、一番お勧めしたいのは、みそ汁です!
体を温めるだけでなく、ミネラルの補給もでき、大豆そのものを食べるよりも、発酵食品であるため消化吸収しやすい形になっています。消化器官に負担をかけない優しい食品となります。
また、みそ汁の具材を変えることで毎日楽しみながら飽きずに摂取できるのも良いですよね! 季節の野菜や、ミネラル豊富な海藻類を加えたりと、是非あなただけのオリジナルみそ汁を作って、寒さを感じるこの時期に、身体を温めてくださいね。

※1 杉山みち子ら、Eur J Clin Nutr 57: 743–752, 2003
※2 e-ヘルスネット 情報提供, 「血糖値」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-085.html
※3 e-ヘルスネット 情報提供, 「インスリン」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-011.html

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