豆乳はボディメイクのやさしい味方?“飲みやすさ”が無理なく続けるカギ
フィットネス女子(運動習慣がある女性)たちの間で、食生活の一部として「豆乳」を取り入れるケースが増えているようです。
豆乳は植物性たんぱく質をはじめ、美容や健康にうれしい栄養成分を多く含むため、手軽に取り入れられる“ボディメイクのサポート飲料”として、注目されつつある存在です。
今回は、フィットネス女子たちのリアルな声や調査データをもとに、豆乳が日常に定着している理由や、無理なく続けられる飲み方の工夫をご紹介します。
運動する女性の“日常”にある、豆乳という存在
忙しい日々でも、自分自身の健康や美しさを保つために努力を惜しまないフィットネス女子たち。彼女たちの日常に、いまや欠かせない存在となっているのが「豆乳」です。
今回の調査では、週1回以上運動を行い、日常的に豆乳を取り入れている女性のうち、41%が「ほぼ毎日」豆乳を飲んでいることがわかりました。
なぜ、ここまで豆乳が愛されているのでしょうか。その答えは「実感できる変化」と「続けやすさ」にあります。
- ①実感できる変化
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「豆乳って本当に効果を感じるの?」と半信半疑な方もいるかもしれません。しかし今回の調査では、豆乳を日常的に摂取し、週に1回以上運動をしている女性の92%が「体づくりや美容、健康に役立っている・やや役立っている」と回答しています。
実際に「役立っている」と答えた方からは、こんなリアルな声も寄せられています。
- ・間食をお菓子から豆乳に変えたら、摂取カロリーが減って自然と健康的になった。(40代女性)
- ・トレーニング後に豆乳を飲むようにしたら、元気が出るようになった気がする。(30代女性)
豆乳には、植物性たんぱく質をはじめ、イソフラボンやビタミンB群など、健康や美容を意識する方にうれしい栄養成分が含まれています。こうした栄養成分の働きが、日々の生活の中での“実感”につながっているのかもしれません。
さらに調査では、豆乳を日常的に摂取し、週に1回以上運動をしている女性のうち、66%が「何らかのポジティブな変化を感じている」と回答しています。
週1回未満の運動頻度の女性と比較すると、以下のような項目において10ポイント以上の差が見られました。このことから、豆乳と運動を日常的に取り入れることは、体づくりや美容、健康の面でいい影響をもたらしている可能性があると考えられます。
- ②続けやすさ
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さらに注目したいのは、さまざまな飲み方や摂取スタイルを取り入れている点です。詳しくは後述しますが、温めたり冷やしたり、またはプロテインなどに混ぜて飲んだりなど、目的やシーンに応じて柔軟に豆乳を取り入れていることがうかがえます。
豆乳は単なる「飲み物」ではなく、フィットネスを頑張る女性たちにとって、日々の食生活に取り入れやすく、アクティブな毎日を支える“日常の相棒”になりつつあることがわかります。
フィットネス女子が選ぶ、“わたしに合った摂取の手段”
豆乳の魅力は、体に良いだけではありません。「続けたくなる工夫ができる」、この選択肢の幅の広さも大きなポイントです。「自分らしい飲み方」を見つけることで、無理なく日常に根づいている様子が、今回の調査から垣間見えてきました。
今回の調査では、「コーヒーに加える」や「紅茶や抹茶などを入れて飲む」といったアレンジをして豆乳を楽しむ方が多く見られました。トレーニング後のリラックスタイムや朝の目覚めなど、様々なシーンで"相棒"として豆乳が寄り添っている様子がうかがえます。
とくに、週1回以上運動している女性は、週1未満の運動頻度の女性と比べて
- ・温めて飲む
- ・常温で飲む
- ・料理に使う
- ・野菜やフルーツ、ハチミツなどを入れて飲む
- ・プロテインと混ぜて飲む
といった摂取方法を取り入れている割合が多く、それぞれ自分の体調や目的に合わせ、豊富なバリエーションからさまざまな飲み方を選んでいることがわかりました。

特に、「プロテインと混ぜる」方法は、20〜30代のフィットネス女子を中心に支持されており、植物性たんぱく質とプロテインで、不足しがちなタンパク質を補う心強い一杯になっています。
こうした摂取方法の自由さは、豆乳が「続けられる習慣」として定着している理由のひとつといえそうです。
上記で「料理に使う」といった声もあったように、豆乳の取り入れ方は飲み物に限らず、日々の食事にも広がっています。
- ・朝食のシリアルやグラノーラに豆乳をかける
- ・スムージーに豆乳をプラスして栄養価を底上げする
- ・豆乳を使った料理(スープ、リゾットなど)に活用する
このようなアレンジをする女性も増えています。忙しい朝にグラノーラ+豆乳で手軽に栄養補給できるなら、続けるハードルもぐっと下がりますよね。
豆乳を朝食やランチにアレンジするなら、以下のようなメニューはいかがでしょうか?
- ・冷やし豆乳担々麺
- ・台湾の朝ごはん「シェンドウジャン」
- ・豆乳うどん
ダイエット中はついつい小腹が空いて、甘いものを求めてしまいがち。豆乳をスイーツにアレンジするなら「豆乳プリン(ゼラチンや寒天で固めるだけの簡単レシピ)」「豆乳もち」、「豆花」などもおすすめです。
「今日の気分に合わせて摂取方法を変えられる」という自由度の高さも、豆乳がフィットネス女子に支持されている理由の一つなのではないでしょうか?
「豆乳って、好き」──自然と続けられる理由
「健康にいい」「美容にいい」と言われても、味が好きじゃなければ続けにくいもの。しかし、フィットネス女子はそもそも「豆乳が好き」と答えた人が多く、そうしたポジティブな気持ちが自然な継続を後押ししているのではないかと考えられます。
今回の調査では、週に1回以上運動している女性のうち、70%が「豆乳が好き」または「どちらかといえば好き」と回答。一方で、週1回未満の層ではこの割合が47%にとどまっており、運動習慣のある女性ほど、豆乳に対してポジティブな印象を持っていることがうかがえます。

体に良いと分かっていても「好きじゃないもの」を続けるのは難しいですが、「好き」というポジティブな感情を持っているからこそ、無理なく生活に根づいているのではないでしょうか?
豆乳はスーパーやコンビニなどで手軽に入手できるため、それが生活へのなじみやすさにつながっているとも考えられます。特別な手間や準備がいらないからこそ、忙しい日々のなかでも自然と手が伸びる。そんな“使い勝手のよさ”も「好き」の土台になっているのかもしれません。
また、様々な栄養成分を含む豆乳を飲むことで、「体にいいことをしている」という実感や、自分を労わる気持ちにつながっているのかもしれません。気分が不安定でゆらぎがちな時期でも、「なんだかホッとする」「落ち着く」と感じられる飲み物として、“安心感=好き”が自然と育まれているようです。
フィットネス女子が知っておきたい、豆乳のホントの話

豆乳は「植物性たんぱく質を手軽に摂れる食品」として注目されており、ボディメイクや筋力維持を目指す方にも取り入れやすい存在です。ここで、そんな豆乳の栄養バランスや上手な活用法について、もう少し詳しく見ていきましょう。
筋トレやボディメイクには「動物性たんぱく質が最強」というイメージもありますよね。たしかに動物性はアミノ酸スコアが高いものが多いですが、豆乳に含まれる植物性たんぱく質も質が高く、筋トレ時の栄養補給や体づくりをしっかり支えてくれます。
豆乳には、植物性たんぱく質に加え、イソフラボン、ビタミンB群、カリウム、鉄分など、ボディメイクにうれしい栄養成分がバランスよく含まれているのが特長です。とくにトレーニング後に他のたんぱく質源と組み合わせれば、相乗効果も期待できます。
豆乳の脂質は主に不飽和脂肪酸で、健康維持に大切な良質な脂質と言われています。極端なカロリー制限をせず、バランス良く摂取すれば、トレーニング時のエネルギー源の一つとなります。
また、市販の「調製豆乳」や「豆乳飲料」は、甘みづけやフレーバーが加えられているため、糖分が多い商品もあります。こうしたタイプが「豆乳=太る」「筋トレに不向き」というイメージにつながっている面もあるかもしれません。
とはいえ、無調整豆乳を選べば、糖分は極めて少なく、たんぱく質が豊富な優秀な飲料です。自分の目的やライフスタイルに合わせて豆乳を選ぶことで、より効果的に取り入れることができます。このように、「豆乳=筋トレに良くない」というイメージが一部にあるものの、実際には、豆乳は体づくりに取り組む女性たちにとって、頼れるサポート飲料であることが今回の調査からも明らかになりました。
フィットネス女子の上手な豆乳の取り入れ方
繰り返しとなりますが、豆乳を日常的に摂取し、週に1回以上運動をしている女性の92%が「体づくりや美容、健康に役立っている・やや役立っている」と回答しています。
ほとんどの方が実際に役立っているという実感を持っているのです。前述したとおり、豆乳を取り入れることで健康面・美容面で様々な変化を感じた方が多数いることも分かっています。
とはいえ、豆乳が苦手で毎日の生活に取り入れるのが難しい方もいるかもしれません。そのような方は、 フィットネス女子が実践していたように、 ココアを加えたり、はちみつで甘みをプラスしたりするのがおすすめ。また、野菜ジュースや飲むお酢と合わせることで、さっぱりとした味わいを楽しむことができます。
このように、習慣にしやすい“飲みやすさ”や摂り方の幅の広さに加え、健康面・美容面での実感があるからこそ、ハードになりがちなボディメイクの過程に寄り添ってくれる「やさしい味方」として受け入れられているようです。
「豆乳を飲むことは健康的な食生活の一つ」というイメージに加え、「豆乳を飲むことが、ボディメイクを目指す上での食習慣の一つ」という認識が広がりつつあるのかもしれません。
ボディメイクは、一日で叶うものではありません。だからこそ、ストイックに頑張るよりも、心地よく続けられる“サポートアイテム”を見つけることが大切です。
これから運動を始めたい方も、すでにトレーニングに励んでいる方も、頑張りすぎず、自然体で体づくりを続けるための心強い味方として、豆乳を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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