どうしてマルサンアイ工場で作る豆乳はおいしいのか?
マルサンアイ工場での「おいしい」豆乳作りのポイントをご紹介します。
豆乳の原料になる大豆は、独自の厳しい基準でチェック。大豆は国産、輸入に関わらず、分別生産流通管理されたものだけを使用しています。
汚れやおいしくない部分を取り除きます。
※おいしくない部分:サポニンという苦味・えぐ味成分を多く含む。
大豆を、熱水とともに細かくすりつぶして砕きます。粗く砕かれた大豆は、さらに目に見えないくらいの大きさにしていきます。
油を青臭くしてしまう「リポキシゲナーゼ」は熱水が苦手です。 冷水中で大豆を砕くと油と油を青臭くするリポキシゲナーゼが出会い、青臭い豆乳になってしまいます。そのため、熱水を使います。リポキシゲナーゼは熱水中では動けないので、油と出会っても、油を青臭くできないからです。
酸素があると、リポキシゲナーゼが油を青臭くしてしまうので、窒素を吹き込んで、酸素を追い出します。
大豆を砕いた液に蒸気を吹き込み、加熱することでリポキシゲナーゼを完全に失活させます。
豆乳を、減圧タンクで余分な水分と共に臭いを追い出し脱臭します。
おからを取り除いて、なめらかな飲み心地の豆乳にします。高速で回転する筒の中に、おからを含む豆乳(呉)を投入し、遠心力で豆乳おからを分離させます。
豆乳の中のいろいろな大きさの粒を細かく砕き、一様な細かい粒子にします。
豆乳中の大きな大豆の粒子があると飲み口にざらつきを感じ、大きな油の粒は、粒同士でくっつき、浮かび上がり、“クリーム"が発生してしまいます。そういう様々な大きな粒は時間とともに沈んで、”沈殿”が発生してしまうため、均質化を行い粒子を細かくし、口当たりの良い品質の安定した豆乳に仕上げています。