画像:日本列島豆乳県民調査|②コーヒー好きは、実は●●好き!?|県民ごとに多彩な豆乳の楽しみ方

日本列島豆乳県民調査|②コーヒー好きは、実は●●好き!?|県民ごとに多彩な豆乳の楽しみ方

近年、健康志向の高まりとともに豆乳市場は拡大し、今では日本人にとって身近な存在となっています。調製豆乳や豆乳飲料、さらには無調整豆乳のように料理への活用など、多彩な楽しみ方が広がっています。

そんな豆乳の魅力を探るため、47都道府県の豆乳愛飲者※1を対象に「日本列島豆乳県民調査」を実施しました。

その結果をもとに、日本人と豆乳の知られざる関係性に迫る本シリーズ。第2回となる今回は「豆乳の飲み方」に焦点を当て、地域ごとの個性豊かな楽しみ方をご紹介します。

INDEX

豆乳ってアイス・ホット・常温?豆乳好きな県民はどんな飲み方をしているの?

豆乳愛飲者のうち75.4%の方が、断トツ1位で豆乳をアイス(冷やして)で飲んでいます。次いで常温、ホットと続きます。

次は、県ごとの飲み方トップ3を見てみましょう。

アイスで飲む

■アイスで飲む

• 2位:広島県
広島県は地域によって差はあるものの、年間を通じて降水量が少なく、比較的温暖な気候が特徴です※2。そのため、冬でも過ごしやすく、冷たい飲み物を楽しむ習慣が根づいているのかもしれません。豆乳もアイスで飲むスタイルが好まれている理由のひとつと考えられます。
• 同率1位:沖縄県・鳥取県

沖縄県は言わずと知れた高温多湿の地域で、年間を通して気温が高いため、自然とアイス派が主流になっているのでしょう。

一方、鳥取県は冬こそ雪が多いですが、夏は気温も湿度も高く、厳しい暑さに見舞われます※3。その影響から、冷たい豆乳を選ぶ方が多いと考えられます。

ホットで飲む

■ホットで飲む

• 3位:長野県

夏は比較的過ごしやすい一方、冬は厳しい寒さと積雪に見舞われる長野県。その気候の影響から、温かい飲み物を好む傾向があり、豆乳もホットで楽しむ方が多いのかもしれません。

• 2位:三重県

南北に長く、海岸線や山岳地帯、盆地など多彩な地形を持つ三重県は、地域ごとに気候が大きく異なります。特に伊賀エリアのように冬の寒さが厳しい地域では、体を温めるためにホットで豆乳を飲む習慣が根づいているのかもしれませんね。

• 1位:岩手県

東北地方に位置する岩手県は、年間を通して平均気温が低く、冬の寒さも一層厳しい地域です。そんな気候から、豆乳もホットで飲むのが心地よく、支持されているのでしょう。

常温で飲む

■常温で飲む

• 同率2位:岩手県・青森県・宮城県

東北エリアの3県がそろって2位にランクインしました。地域特性として平均気温が低いことが影響しており、冷たい飲み方よりも常温で楽しむスタイルが選ばれているのかもしれません。

• 1位:北海道

堂々の1位は北海道。こちらも年間を通じて平均気温が低いため、常温で豆乳を飲むことが自然と好まれていると考えられます。

豆乳をソイラテにして飲むのが好きな県1位は?

ソイラテにして飲む
• 同率3位:京都府・埼玉県・奈良県

コーヒーの消費量が多いとしばしばいわれる京都府。さらに「京豆腐」に代表されるように、豆腐や湯葉の文化が根付いており、大豆製品にもなじみがあります。近年では、国内外の観光客向けにカフェが激戦区となっており、伝統とトレンドが融合した環境の中で、ソイラテが取り入れられている可能性があります。

一方、埼玉県は豆乳飲料の消費ランキング※4で3位にランクインするほどの豆乳好きです。東京発の流行や食文化を自然にキャッチしやすい立地のため、ソイラテも好まれていると考えられます。また、奈良県は古都として精進料理や大豆製品の食文化が長く続く土地で、豆乳自体への抵抗感が少なく、生活に自然に取り入れやすい環境から、ソイラテが親しまれているのでしょう。

• 2位:千葉県
こちらもコーヒーの消費量が多いといわれる千葉県民。豆乳飲料の愛飲ランキングでも2位※4に入っています。豆乳飲料は調製豆乳をベースに果汁やフレーバーを加えて飲みやすく仕上げられています。その飲みやすさから豆乳に親しみを持ち、コーヒー好きの人が自然とソイラテ派に移行するケースが多いのかもしれません。
• 1位:東京都

調製豆乳・豆乳飲料の両方で愛飲ランキング1位※4を誇り、さらに無調整豆乳の愛飲ランキング※4にも名を連ねる東京都民は、まさに“生粋の豆乳愛飲民”。加えて、都道府県別の喫茶店数でも上位に入り、コーヒーやお茶文化がしっかりと根づいています。

豆乳好きとコーヒー好きが重なれば、自然と導かれる答えは「ソイラテ」。東京都民がソイラテを愛するのも納得です。

料理に豆乳を1番愛用する県民は?なぜ料理に使うの?

• 3位:静岡県
静岡県の県庁所在地である静岡市は「年間の豆腐支出額」で全国上位※5にランクインしています。飲む豆乳よりも、豆腐料理や豆乳を使った食事メニューに親しみがある方が多いのかもしれません。
• 2位:千葉県
醤油や落花生などの豆文化の影響もあり、大豆製品に親しみのある千葉県民。三方を海に囲まれ、海産物はもちろんフルーツや野菜の産地としても恵まれた環境にあります。こうした食材と豆乳を組み合わせるアレンジが、自然と生活に根付いているのかもしれません。
• 1位:奈良県
古都として精進料理や大豆文化が息づく奈良。郷土料理「飛鳥鍋」では、鶏肉や野菜を牛乳とだし汁で煮込みますが、昨今のヘルシー志向の流れから、牛乳の代わりに豆乳を用いることもあるのかもしれませんね。
料理に使用する

そのまま豆乳を飲むのが1番好きな県民は?

そのまま飲む
• 2位同率:岐阜県・群馬県

岐阜県は飛騨地方を中心に、「納豆」「豆腐」「味噌」など大豆加工品の食文化が根付いているため、豆乳をそのまま抵抗なく飲む土壌があるのかもしれません。

一方、群馬県は「こんにゃく」や「野菜」の産地として知られ、ヘルシーな食文化に親しんできた土地柄。自然と“健康飲料”としての豆乳をストレートで受け入れやすい気質があるのかもしれません。

• 1位同率:新潟県・山形県

山形は「秘伝豆」など在来品種を含めこだわり大豆の産地として有名で、豆腐・納豆・味噌など大豆加工品の消費が盛んな地域です。※4豆の風味に親しみがあるので、豆乳もそのままの風味を楽しむことが好まれているのかもしれません。

新潟は日本有数の米どころで、「ご飯と味噌汁」を中心としたシンプルな食文化が根付いています。豆乳も余計なフレーバーを加えず、素材そのままを楽しむスタイルに親和性が高い可能性があります。

尚全国の豆乳愛飲者の飲み方を見てみると、
第1位は「そのまま飲む」で、実に55.9%と圧倒的多数を占めています。

続いて、コーヒーに入れて楽しむソイラテ派、料理に活用するクッキング派が上位にランクイン。豆乳は、日常の飲み物でありながら、お料理にも寄り添う存在であることがうかがえます。

ちなみに4位以下には、シリアルやグラノーラにかける、プロテインと混ぜるなど、健康志向を感じさせる取り入れ方が続いています。

豆乳愛飲県民の豆乳を飲むタイミングは寝起き?朝食中?間食?

まず、豆乳愛飲者がどのタイミングで豆乳を飲んでいるのかを見てみましょう。

最も多かったのは「朝食中」で、44.7%がこのタイミングに豆乳を飲んでいます。続いて2位は「間食時」、3位は「朝食前(起床後)」という結果になりました。朝食の一部として取り入れたり、起床後の栄養補給として飲んだりと、健康意識や手軽さが重視されているのかもしれません。さらに、間食の際にお菓子を食べ過ぎない工夫として豆乳を選ぶのも一つの方法といえそうです。

それでは、県ごとの飲用タイミングも見ていきましょう。

朝食中

■朝食中

• 同率2位:東京都・広島県・山口県

人口の多い都市部の東京では、通勤・通学で朝の時間が慌ただしい人が多いエリアです。さらにヘルシー志向の高い東京都民は、健康を意識したメニューを好む傾向があります。豆乳は「そのまま飲める栄養補給ドリンク」として手軽に取り入れられるため、朝食中の習慣として愛飲されているのかもしれません。

一方、広島はモーニング発祥地ともいわれ、朝食にこだわる文化があります。その中で、豆乳が選ばれ、朝食中に飲まれている可能性があります。また、山口県は日本海・瀬戸内海に囲まれ、魚介類を中心とした朝食が多いため、デザート代わりに栄養補給として豆乳を取り入れているのかもしれません。

• 1位:大阪府

西日本で最も人口が多い大阪府も、朝は慌ただしい人が多いエリアです。喫茶店文化が根付いていることもあり、朝食は取りたいけれど時間がない、というときの栄養補給として、豆乳やカフェメニューのソイラテが活躍しているのかもしれません。

間食中

■間食として

• 2位:京都府

平均寿命ランキングで10位以内※6に頻繁にランクインする京都府。健康志向の食生活に加え、喫茶店文化やコーヒー好きの傾向が相まって、間食にソイラテを取り入れたり、豆乳でブレイクタイムを楽しんだりしているのかもしれません。

• 1位:千葉県・東京都

特筆すべきは、朝食にも間食にも豆乳を取り入れるランキング上位の東京都です。ヘルシー志向が高く、1日の中でなるべく多くの回数愛飲しているのかもしれません。また、ダイエットの一環として、小腹を満たすお供として豆乳を選んでいる可能性もあります。

一方、千葉県は、コーヒーや紅茶などの味わいを楽しめる豆乳飲料をよく飲む県2位※2だけあって、間食時のお茶代わりに愛飲しているのかもしれません。

朝食前(起床後)

■朝食前(起床後)

• 2位:香川県

うどん県として知られる香川県では、健康寿命を延ばすために食習慣の改善が進められており、ご飯や麺類よりも先に野菜等を食べよう、と“野菜ファースト”の取り組みが呼びかけられています。そういった健康的な取り組みの影響もあって、朝食前に豆乳を飲むという健康意識を持った習慣があるのかもしれません。

• 1位:沖縄県・福岡県

沖縄県・福岡県は朝食を摂らない傾向が指摘されることがあります。その代わりに、豆乳で栄養を補給している可能性も考えられます。

▼豆乳愛飲県民の傾向②▼

県ごとの特徴を見てみると、豆乳の飲み方は地域の気候や地形、文化の影響を大きく受けています。

沖縄県は高温多湿の気候の影響もあり、アイスで豆乳を楽しみ、朝食前に豆乳を摂るなど、日常的に豆乳を楽しむ「豆乳エンジョイ民」が多いです。

さらに「大豆加工品への年間支出額」で全国1位を誇り、調製豆乳の愛飲率もトップ※4の根っからの大豆好き岩手県民は、豆乳ホット派。鍋料理で知られる奈良県民は、豆乳を料理に取り入れる「豆乳アレンジ民」。どんなアレンジをしているのか、気になりますね。

生粋の豆乳愛飲者である東京都民は、コーヒーも好む「ソイラテ民」でもあります。また、千葉県や京都府など、コーヒー文化と縁の深い県民も、同じく「ソイラテ民」。つまり、コーヒー好きにはソイラテ好きな方が多いようですね!

自分の好きな料理やコーヒーなどの嗜好品と豆乳をアレンジして楽しみを広げていますね。皆さんもぜひ、色々な組み合わせを試してみてください。

※グラフに示されている数値はすべてパーセンテージ(%)で表されています。

※【県別】は上位項目のみ表示しています。

<注釈>

※1:本調査における「豆乳愛飲者」とは、週1回以上豆乳を飲んでいる方を指します。

※2:白井比佐雄『日本史のなかの広島県』山川出版社、2025年。

※3:鳥取県庁ホームページ

※4:出典:総務省統計局 家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市
 (※)ランキング(2022年(令和4年)~2024年(令和6年)平均) 乾物・海藻、大豆加工品等

※5:出典:日本豆乳協会 2025年8月5日NEWS RELEASE

※6:出典:厚生労働省 令和2年都道府県別生命表の概況 2 都道府県別にみた平均寿命の年次推移(ランキングは男女問わず参照)

調査概要

調査日程:2025年7月24日~7月31日

調査対象:全国 /男女 /20歳~69歳

有効回答者数:36,185名(本調査4,700サンプル:47都道府県 各100サンプル)

※本調査回答者=週1回以上豆乳を摂取している人

調査方法:インターネットリサーチ

調査機関:株式会社オノフ

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