当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税増税後の家計支出が減少し景況感も悪化した中で、新型コロナウイルス感染症の全世界への拡大により、大変厳しい状況で推移しました。
みそ業界におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う「巣ごもり消費」により、みその国内の家庭内消費量は一時的に増加したものの、コロナ禍の影響により輸出量が減少したため、全体的には需要減退となっております。
豆乳業界におきましても、同様の傾向が見られましたが、基本的には健康志向の高まりを背景に市場が拡大しており、豆乳生産量は2019年に過去最高を記録し、2020年も順調に推移しております。
このような環境の中で、当社グループは「健康で明るい生活へのお手伝い」を企業理念に定め、安全で安心できる製品の供給に努めるとともに、原価高騰への対策としてコスト削減に努め、経営基盤の強化に取り組んでまいりました。
今後の見通しとしては、基幹事業であるみそ事業、豆乳飲料事業のさらなる拡大を図ります。特に鮮度ボトル入りの液状みそ、チルド商材である「豆乳グルト」等、第3のミルクであるアーモンド飲料等の販売に注力してまいります。さらに、みそ事業、豆乳飲料事業ともに業務用シェア拡大、海外市場の売上伸長に尽力いたします。
今後も引き続き安全、品質、環境、衛生面において細心の注意を払い、安全で安心できる製品作りを目指していく所存であります。
代表取締役社長
渡辺邦康
健康で明るい生活への
お手伝い