大山乳業様との取り組み

山と海に囲まれ、
恵まれた大地が広がる自然豊かな鳥取県。
その豊かな自然環境は乳牛たちにとても快適で、
健康で丈夫な体に育ち、自慢の生乳ができていきます。
安全・安心で良質な生乳をつくるため取り組む
酪農家の皆さんを支えるのが、大山乳業様。
そんな大山乳業様では、マルサンアイのおからを
乳牛の飼料として活用していただいています。

大山乳業

プロフィール

全国でも稀な県内のすべての酪農家が一本となった酪農専門農協。自らが生産した生乳を処理し、販売するという一貫体制のもと、 お客様に安全でおいしい牛乳をお届けする、消費者と直結した農協です。 「地域と共生した持続可能で実りある酪農」をビジョンに掲げ、純白の牛乳一滴一滴にまごころを込め、酪農家の心をそのままお届けしています。

おから飼料化について

2023年、鳥取県からの紹介でおから飼料化の取り組みが始まりました。おからは栄養価に加え水分量が非常に多いことから腐敗しやすく、今までは使用できませんでした。ですが、栄養価が高いおからを有効活用するため、また環境に配慮した酪農生産を行うために、試行錯誤しながらおから飼料化に成功しました。3軒の酪農家で使用しています。マルサンアイ鳥取の豆乳おからは品質安定・安定供給・低価格・嗜好性が高く、今後も取り組みを強化していきたいと思っています。

おから飼料化にご尽力いただいた大山乳業今吉様

西谷牧場

プロフィール

鳥取県西部に位置する西谷牧場。創業は60年以上前までさかのぼり、西谷拓実さんで3代目。乳牛60頭、乳牛以外の牛を合わせると115頭が暮らしています(2025年9月現在)。

西谷牧場様ならではのこだわり

牛がいい環境で過ごしてもらいたい"という想いがあります。そのため、なるべくストレスがないように飼育することにこだわっています。食事面では、通常の飼料に加えておからや醤油粕など、地域のものを使用することを心がけています。

乳牛の食事について

乳牛はたんぱく質が非常に重要で、たんぱく質が不足すると乳量が減ってしまいます。乳牛には動物性の飼料が使えないので、植物性のたんぱく質源として大豆を使用しています。
乳牛にとって食事はとても重要で、飼料によって乳質や牛の体調が変わってしまいます。粕類は水分が多く保存性がよくないため使用が難しいのですが、おからは酢粕(酢酸)を添加することで品質に問題のないものを提供いただいているので、安心して使用しています。

おからを使用し始めたきっかけ

もともと圧ぺん大豆(加熱した大豆をローラーでプレスしてフレーク状にした飼料)を使用していたのですが、大豆価格高騰の時期とも重なり、おからに切り替えました。第一印象は、"悪くはないだろう"と思ったのですが、おからは水分量が多いので保存性が心配でした。しかし、大山乳業さんの後押しを受け、大丈夫か!ということで使用を始めました。
また、粕類でもう一つ大変なのが「量」です。こちらとしては継続的に使用したいのですが、安定的に量が入るのか入らないのかがわからないことが多く、粕類の使用は難しいです。ですが、マルサンアイ鳥取のおからは安定して供給してもらえるので、安心して使用することが出来ています。

乳牛とおから

おからは、乳が出る牛に1頭あたり6kg/1日与えています。人が食べられるレベルのものなので相当品質がよいです。また、水分が含まれているので飼料の混ざりが良くなるのも利点だと思います。
飼料をおからに切り替えた当初はなかなか食べなかったのですが、慣れてくると食べるようになりました。今はおいしいと分かったのか、そのままでも食べるようにまでなっています。また、酢粕の添加も甘みや酸味がついていい影響があるのだと思います。

持続可能な運営のために

飼料用大豆はほとんどが輸入です。今後大豆が値下がりすることはなかなかなく、また為替の影響もあるため、今後もおからを使用できるととても助かります。
人間が捨ててしまう、そのままだとゴミになってしまうものを家畜の飼料として活用するやり方が良いと考えているので、今後も積極的にそのスタイルでやっていきたいです。昔から、人間が残したものを家畜に与えて、肉や乳などを作るのが畜産業の成り立ちでもあるので、そういう循環を大切にしていきたいです。