マルサングループとおから

大地の恵みを活かした“食”を通じて
人々の健やかな心と体を支え、
持続可能で健康な未来社会に貢献するため、
私たちはおからの新たな価値創造に取り組んでいます。

豆乳の製造とおから

豆乳とは、水に浸した大豆をすり潰して絞り、おからを取り除いたもの。
つまり、おからは豆乳の搾りかすであり、食物繊維やたんぱく質、ミネラルなどを多く含むのが特長です。

豆乳の製造工程

おからの活用

マルサングループでは持続可能な社会を実現するために、豆乳の生産時に排出されるおからの有効活用に取り組んでいます。

1. 乳牛の飼料

子会社であるマルサンアイ鳥取では、年間約7,000tのおからを排出していましたが、その多くは産業廃棄物として処分していました。一方で、近年の飼料価格高騰や円安の進行により、同じ鳥取県の酪農家から、安価な代替飼料を望む声が多く上がっていました。そこで、鳥取県が大山乳業様にマルサンアイ鳥取を紹介し、取り組みが始まりました。
おからは高水分・高栄養のため、そのままだと2~3日で腐敗してしまいます。おから飼料として実用化を開始した2023年は、ギ酸を添加することで腐敗を阻止していましたが、ギ酸は非常に強い酸性を持つ扱いに注意が必要な物質。そこで、酢の生産時に排出される酢粕(酢酸)を使えないか?と考え、2024年より使用を開始。現在は、廃棄されるはずだったおからと酢粕が、飼料となって乳牛の健康を支えています。

大山乳業様との取り組み
飼料化に成功したおからについて、取り組みに
ご協力いただいた大山乳業様、おからを飼料として
使用していただいている西谷牧場様に伺いました。

2. 紙

紙の原材料の一部におからを使用し、おからペーパーを作成。
マルサンアイ社員の名刺や、卓上カレンダーとして活用しています。

名刺1枚当たり丸大豆約ひと粒分、カレンダー1冊当たり丸大豆約27粒分の丸大豆おからを使用しています。

3. 肥料

子会社であるマルサンアイ鳥取で排出されるおからは、堆肥と混ぜた「おから堆肥」として、野菜を育てる肥料として使用されています。無農薬の堆肥で作られた野菜は、鳥取市にある「こだわり菜園」で販売されています。

因幡環境整備にておから堆肥を製造しています。

4. 家畜の飼料

子会社である株式会社匠美(坂井沢豆乳工場)で排出されるおからは、家畜(牛・豚・鶏)の飼料として利用されています。
豆乳製造時に排出されるおからは活用が困難で産業廃棄物に位置付けられていますが、豆乳製造ラインを衛生的に管理するとともに、産出されたおからと空気の接触を遮断しおからの腐敗の発生を抑えることにより、1週間毎約35tの集荷発送で、遠隔地での飼料としての利用を可能にしたとして、令和7年度富山県食品ロス・食品廃棄物削減優良活動表彰で受賞しました。