開発者インタビュー01 大豆を選び抜き
育てるところから始まった
ひとつ上のおいしさ

開発担当 顧問浅尾 弘明

初代から今回の3代目に至るまで「ひとつ上の豆乳」の開発を牽引。大豆研究を進め、豆乳のおいしさを探究し続ける。

開発担当 顧問浅尾 弘明

初代から今回の3代目に至るまで「ひとつ上の豆乳」の開発を牽引。大豆研究を進め、豆乳のおいしさを探究し続ける。

豆乳のおいしさを極めるために
豆乳に適した大豆を探究

大豆という栄養価の高い優れた食材を摂取していただくために、いかにおいしい豆乳をつくるか。その想いで弊社は試行錯誤しながら豆乳づくりを続けてきました。豆乳の不快味となる大豆の酵素リポキシゲナーゼが作り出す青臭みを消すために、何度も製法を改善。その過程で豆乳は加工が少ないため原料の特性が出やすいことに着目し、大豆の研究も開始しました。
豆乳に合った大豆を求めて既存の品種はもちろん、育種家の協力を仰いで新品種を試し、たどりついたのが農研機構(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)が育成した「きぬさやか」です。

豆乳のための大豆を育て
商品を安定して届ける

「きぬさやか」は大豆の青臭みの原因となるリポキシゲナーゼ、さらに収れん味となるグループAアセチルサポニンを持たず、これを使えばもっと豆乳がおいしくなると考えたことが、初代「ひとつ上の豆乳」の誕生につながりました。
一方、商品として発売するには大豆の量の確保が必要です。そこで栽培先を探し、宮城県で育てていただけるようになりました。その後、収穫量を安定させようと西日本でも栽培を試みましたが、「きぬさやか」は西日本の気候に合わないため、大豆として同じ性質を持つ「すみさやか」を採用。滋賀県での栽培にこぎつけ、今回のフルリニューアルに至りました。

味わいも、飲み心地も
ついに豆乳もここまで来た

今回の「ひとつ上の豆乳」は、「きぬさやか」と「すみさやか」をブレンドした「るりさやか®」を使うことで、とてもさらっとした味わいを実現しました。特に無調整豆乳は無調整とは思えないほどすっきりしています。以前の豆乳は最後に沈殿物が残るものもありましたが、この課題は生産技術によっても解消し、長期保存しても最後までさらっと飲み干していただける飲み心地になっています。
「ひとつ上の豆乳」は少し価格が高い。しかし、その分「豆乳もここまで来たか」と感じていただける価値があります。この味わい、飲み心地を、ぜひお試しいただきたいですね。

地球の未来のために
大豆の魅力を発信する

「ひとつ上の豆乳」には、弊社では初めてバイオマスプラスチックを25%以上配合したバイオマスプラストローを採用しました。弊社の企業姿勢を示すことで業界を動かし、少しでも地球環境に貢献したいと考えています。
そもそも大豆は根の部分にある根粒菌が大気中の窒素を栄養源にたんぱく質をつくっています。自然界の成分で育つので、カーボンニュートラルの考え方に沿う循環社会に合った植物と言えるんです。将来の食糧難が心配される今、重要なたんぱく源となる大豆の魅力をもっと発信していくことも企業としての使命です。今後も大豆のおいしさを追求し、多くの方に豆乳を楽しんでいただくことが、地球の未来にもつながると信じています。

大豆や豆乳のおいしさを追求し
持続可能な世界に貢献したい


※記事内容は、2021年9月1日現在のものです。
※「豆乳飲料 完熟バナナ・キャラメル」は、現在は販売しておりません。

目指す味わいを共有し
試作を繰り返して実現した
本当においしい豆乳

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